
今回は幻の滝?水が流れていない滝?なんだかわからないですわ!

2021年8月、1本の電話がごかせ観光協会に入ったそうだ。
「川崎の滝というのはどこですか?」。
観光協会から「くらおかくらら」に相談があり、地元の方に聞いてみた。
川崎とは「かわさき」ではなく、「こうざき」や「こうぜき」と読むらしい。
そんな地域がこの鞍岡にあるらしいが、「川崎の滝」というのは、誰も知らないという。
そもそも何故「川崎の滝」という滝の問い合わせが入ったのか?
どうもかなり古い看板がどこかに立っているらしい。
世の中には「〇〇マニア」という方がたくさんいるが、今回は「滝マニア」の方からの問い合わせだった。
マニアの問い合わせとはいえ、鞍岡地区にあるという滝なのに「知らない」では済まされない!
観光協会のスタッフ、ちょうど村留学にきていた学生と、自然学校のスタッフを連れて、そのあたりに向かった。
「この辺が川崎ですけどね~」と困る観光協会スタッフ。
ちょうどそのあたりに、筆者の大好きな町唯一のカラオケスナック「ふるさと」がある。
ママのハルコさんはもちろん仲良し。
大好きなふるさとのハルコさん♪
ハルコさんに場所を聞くと、なんと一発で分かった!
ハルコさんが小さなころに遊んでいたという場所だった。
だが今は水が流れておらず、杉の木が植えられて、道路からも見えなくなっているらしい。
教えてもらった場所は「ふるさと」から300メートルほど国道を熊本側へ下った場所。
「ひとつたなばし」という橋の手前左側。
未舗装の小道から川の方へと歩いていける。
そこから川の方へ歩いて進むと、あった!
岩肌むき出しの崖。
ここがハルコママに教えてもらった「川崎の滝」と呼ばれていた場所だ。
今では水が流れていないが、なんとなく滝の面影は残っている。
今は大きなハチの巣が、気持ちよさげに・・・。
国道から入ったこんな穴場スポット。
ほとんど人が入らない場所だけど、しばし川の音を聞きながら、冷たい水と戯れていた。
幻の滝ではないが、今は水が流れていない滝。
それでは滝とはいえないけど、あえて「川崎の滝」。
教えたくない美しい場所だけど、観光協会か、くらおかくららに問い合わせて頂ければ情報は入るだろう。
五ヶ瀬町鞍岡の川崎の滝(こうざきのたき)(こうぜきのたき)。