2022年9月の大型台風によって、五ヶ瀬ハイランドスキー場に行く道路が崩落し、復旧作業が行われていました。
2023年シーズンはオープン出来るだろうと考えていたものの、復旧工事が間に合わずに今シーズンも営業中止が発表。
2年続けてのスキー場クローズという由々しき事態。
地元が知恵を出し合って、この窮地をなんとかしようと❝本気の村おこし❞を始めます。
地元にとっての五ヶ瀬ハイランドスキー場とは
1990年に開業し、2003年のピーク時には約8万人の来場客がありました。
しかし、バブル崩壊後はスキー人口の減少により来場客が年々減少。
それでも2021年には2万人ほどのお客様を迎えて賑わいを保っていました。
なんてったって、「日本最南端のスキー場」なのです!
町資本の第三セクター経営で「赤字続き」と思われている方が多いかもしれませんが、スキー場単体で見ると決してそんなことはありません。
五ヶ瀬町鞍岡に住む人の多くは夏場にお米や野菜などの農業を営む人が多く、スキー場は地元にとって冬場の働き場所、貴重な収入源です。
周辺の宿泊施設もスキー客の宿泊が少なくありません。
スキー場があることで、県外からの観光客が多く来てくれてこの町を知ってもらい、町の活性や持続にも欠かせない場所なのです。
そんな五ヶ瀬の誇るスキー場が2年続けてクローズ。
正直なところ、2年も続けてオープンできないと、お客さんが戻ってきてくれるのか心配。
スキー場で働く人も他に「冬の職」を見つけているし、働き手が確保できるのかも心配。
またこのような台風など災害が起きた時には・・・という心配も。
鞍岡本気の村おこし
地元ががっかりして凹んだり、スキー場を冷めた目で見ていたらこの村は廃れる。
ここで生まれた人、育った人、ここを愛してくれる人の為、いま地元として何が出来るのか。
今やらないで、いつやる!
行政だけに頼らず地元も動こう!
2024年にスキー場がオープンするまで、なんとかして自分たちの町を自分たちで活性し続けていこう。
2024年のスキー場オープンには五ヶ瀬ハイランドスキー場の待ちわびたファンや新しいファンに、にこやかに「おかえり」と言って迎えよう。
五ヶ瀬のファン、鞍岡のファンを増やそう!
この窮地を地元みんなで乗り越えよう!
8月某日、そんな声で地元の有志が集まり、様々な意見交換をしました。
地元鞍岡の町会議員3名も交えて、ざっくばらんな意見交換から、具体的な新しい観光コンテンツ作りの案も。
これからは地元の人たちにも、新しい試みや、新しく生まれる観光コンテンツの情報も共有します。
2024年のオープンまで約1年半、「いなか」「自然」「人」をテーマに、新しいコンテンツ作りをしていきます!
既にこの集まりから、「これやってみよう」という具体案も出ていますので、アイディアが形になり次第こちらのホームページでも紹介させていただきます。
これからの「新しい鞍岡」「本気の村おこし」をお楽しみに!